「パルフェ リメイク」を通して考える“非合理的信念”

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「誰かに迷惑をかけてはいけない」という考え方

あなたは仕事で、「誰かに迷惑をかけてはいけない」と考えたことがあるでしょうか?

自分のこなせる以上の仕事を頼まれたときや、自分では分からないことがあって誰かに確認しなければいけないときは、誰にでもあると思います。

そんな状況では誰かに頼ることが必要になってきますが、そのときにちゃんと相手に自分が困っていることを伝えられるでしょうか?

「相手は忙しそうだ」「相手の時間を取ってしまう」「嫌がられるかもしれない」

そんなふうに考えて言い出せなかったり、「もう少し自分で考えよう」と相談することを先延ばしにしたりすることはないでしょうか?

それは決して悪いことではありません。

しかしいついかなる時にも「人に迷惑をかけない」ということは、実際には現実的ではありません。

時にこの思いが強すぎることで、自分を追い詰めてしまったり、状況がどんどん悪くなり、結果的に仕事が滞りミスに繋がったり、自分自身のストレスを強めていってしまうことがあります。

これらのような考え方は自分がこれまで生きてきた経験の中で少しずつできてくるものですが、上記のようにその思いが強すぎて実際の現実に即していない、現実的ではない考え方のことを非合理的信念と呼びます。

パルフェ リメイクの玲愛ルートの場合

パルフェリメイクより

こちらはPS4のゲーム「パルフェリメイク」の1シーンから。

恋愛アドベンチャーゲームですが、キャラが立ってるのと登場キャラの殆どが大学生、社会人ということもあって、「仕事」という観点からも得られるものが多い印象のゲームです。

その中の登場キャラの一人、花鳥玲愛。

いわゆるツンデレヒロインですが、この女性はそれ以上に仕事がとてもデキる人です。

パルフェリメイクより

彼女は主人公の働く飲食店のお向かいにあるライバル店のスタッフ。

仕事は早く、責任感も強くて頼りになる。後輩にも怖がられつつ頼りにされています。

一方で自分の具合が悪くても、仕事を休もうとしない(これは褒められたことではありませんが)。

すなわち融通が利かない。

これは彼女の長所でもあり、短所にもなります。

店を取り仕切る立場(店長は別にいるんだけど)だからこその、責任を持って仕事に就くことはとても大事だと思います。

でも体調を崩してまで働くことは、きっとスタッフの誰もが望んではいません。

そしておそらく、彼女がいなくても店は回ります。やりようはいくらでもある。

「私がいなければ、他の人に迷惑がかかる」

「だから私は、休めない」

もしこんなふうに考えていたのならこれは半分あたっているし、半分は現実的ではない考え方です。

彼女が休むことで周りは大変になることがあるかもしれませんが、(彼女が周りとそれなりの信頼関係がある以上)それを大きな迷惑とは受け取らないでしょう。

実際そのことで周りが彼女を責めることはありませんでしたし(何なら休めと思ってた)、その後主人公+αによるフォロー?が入って店は問題なく回りました。

パルフェリメイク より

時々、自分の考えを振り返ってみることの大切さ

「〇〇しなきゃいけない」

「△△してはいけない」

そんなふうに考えてしまうことはよくあることで、それ自体が悪いわけではありません。

上記に挙げたような「迷惑をかけてはいけない」という考えも、人間関係を円滑に保っていくためには重要で、とても役立つ考え方だと思っています。

でも、これが強すぎてしまうと、自分自身を苦しめてしまうだけでなく、自分の考えと周りの受け止め方がずれていってしまうこともあります。

自分自身ではこうしないといけないと思っていること。

それは時々、周りの現実と合わなくなってしまうから。

できれば、時々でいいので自分の考えを振り返ってみると良いと思います。

もしできるなら、誰かに自分の気持ちを聞いてもらうと良いと思います。

自分にとって当たり前で「〜しなくてはいけない」と思っていたことが、実はそうでないこともあるかもしれません。

そうしたら、時にそれが自分を楽にしてくれることもあると思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

パルフェリメイク より

引用画像:パルフェリメイク PS4版 (株)エンターグラム

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