分かりやすいセルフコンパッションの本を、さらに分かりやすく説明してみる②

セルフコンパッション

この記事で伝えたいこと

「自分に優しくするためには、『今の自分に何が必要か』に気づくことが大事」

何をしてあげたらいいか

前回の記事で、セルフコンパッションとは「自分の味方になること」と書きました。

その上でこの記事では、自分の味方になるとはどういうことなのかということについて、もう少し具体的に述べていきたいと思います。

あなたの辛さや苦しみに気づくこと

セルフコンパッションの大事な要素の一つには、マインドフルネスが含まれています。

マインドフルネスは今ここでの自分の体験に意識を向けていくことになりますが、これはセルフコンパッションでもとても大切なことになります。

というのも、まず自分が今何を感じていて、どのような状態なのかを体験して受け入れることが大事だからです。

例えば今自分は疲れていることだったり、人間関係で傷ついていたり、明日の仕事が大変でプレッシャーを感じていることだったり。

そういったことを自分が感じていることを、まずはしっかりと受け止める必要があります。

こう書かれると、「そんなの誰だってフツーにできることでは?」と思われるかもしれません。

ですがこういった身体の状態や辛い気持ちをちゃんと感じて受け入れるというのは、意識的にやろうとしないとなかなか難しかったりします。

そもそも、辛い気持ちなんてできれば目を背けたくなりません?

なかったことにしたかったり、ましてやそんな嫌な気持ちを改めて味わうように感じるなんてこと、できればやりたくないと思うことはないでしょうか。

疲れに関しても、それよりもやらなければいけないこと、もっとやりたいことなどがあって、疲れを二の次にしてしまうことも、実際の生活の中ではあるのではないでしょうか。

それは自然なことだと思いますが、セルフコンパッションを通して自分の味方になるためには、まず自分が今どんな状態なのかということをしっかりと体験することが重要になります。

というのも、今の自分の状態を体験できると、その次に「では、今の自分には何が必要なのか」ということを考えることができるからです。

自分には今、何が必要なのか

自分の味方になるということは、「今の自分に必要なことをしてあげること」が大切です。

それは休息を取ることだったり、気分転換をすることだったり、もしかしたらストレッチやヨガをすることだったりするかもしれません。

もしくは優しい言葉をかけてもらうことだったり、温かい飲み物を飲むことだったりするかもしれません。

どのようなことをしてあげるかについては考える必要もあるかもしれませんが、大切なのは自分が今何を必要としているのかに気づくことだと思います。

一見簡単なことのようですが、「今の自分の状態に気づくこと」「何が必要かに気づいて、実際にそれを自分にしてあげること」というのは、意識的にやろうとしないとなかなかできなかったりします。

今の自分の状態は、どんな感じでしょうか。

疲れているでしょうか。身体の調子はどうでしょうか。

気持ちはどうでしょうか。不安だったり、緊張していたり、あるいは別の嫌な気持ちなどは感じていないでしょうか。

まずはこういった自分の状態に意識を向けた上で、ぜひ自分の必要なことをしてあげるといいかと思います。

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