分かりやすいセルフコンパッションの本を、さらに分かりやすく説明してみる①

セルフコンパッション

この記事で伝えたいこと

「セルフコンパッションとは、“自分を味方にする“ための方法である」

セルフコンパッションって何ですか?

今回は改めて、私が自分をケアする方法としておすすめしている「セルフコンパッション」について説明したいと思います。

私はセルフコンパッションの講座に何度か参加したり、自分なりに本を何冊か読んで勉強しています。

その中で一番分かりやすく、かつ自分でセルフコンパッションを実践しようとした時に役立ちそうなのは、こちらの本だと思います。

「マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック」 星和書店

こちらの本は専門用語も少なく、かなり分かりやすい文章で書かれています。

ワークブックと書かれている通り、章ごとにエクササイズがあって、知識だけでなく実践としてどうすればいいかなどについても詳しく書かれています。

ちなみにこちらの本は翻訳本なのですが、訳されている方の中の富田拓郎さんと大宮宗一郎さんはマインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)の講師資格を持っており、かつ臨床心理士の資格も持っていらっしゃる方です。

私は実際にこの方々の8週間ワークショップ(講座?)を受けましたが、とても優しい雰囲気で対応してくださっていて、かつ分かりやすく説明されていました。

なので正直な話、セルフコンパッションについて知りたければこちらの本を読んでいただくのが手っ取り早いです(笑)。

ですが、この本を一冊通してエクササイズをやってみたり、訳者のワークショップや日々の実践した経験を踏まえて、私なりにセルフコンパッションとは何かということについて、ここで述べてみたいと思います。

自分自身の「味方」になること

セルフコンパッションを用いると、自分自身を敵から味方にすることができます。

マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック 星和書店  9ページより

セルフコンパッションが身につくということは、すなわち「自分自身の味方になること」だと思います。

自分は自分の味方だなんて当たり前のことじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、人生のいついかなる時も自分が自分の味方であるかというと、実際にはそうじゃない時も多いのでしょうか。

私はこのブログで失敗して落ち込んだ時のことを書いたりしていますが、失敗した時に「なんであんなことをしたんだろう」「自分はやっぱりダメだ」というような、自分を責めるような考えが浮かんでくることがあります。

この状態、このような考え方をしているというのは、自分自身の味方にはなれていない状態です。

どっちかというと、自分の敵(という表現が適切かどうかはビミョーですが)としての考え方に近いですよね。

少なくとも落ち込んでいる時に「なんでそんなこともできないの?」「もっとしっかりやれよ」「だからお前はダメなんだよ」と言ってくるような人を、自分の味方として認識するのは難しいですよね。

※ただこれも本質的には自分の役に立とうとしている思考ではあるのですが、それは今回置いときます

では、自分の味方になれているというのはどういう状態かということですが、これを「大切な友達の味方になる」ということで置き換えて考えてみます。

例えば自分にとって大切な友達が落ち込んでいたら、皆さんならどうするでしょうか。

私であれば話を聞いたり、「それは辛いよなぁ」と気持ちに寄り添ってみたり、何か少しでも気持ちがラクになれるような言葉をかけたりすると思います。

いずれにせよ、その人の落ち込んだ気持ちが少しでも和らぐような、少しでも楽になったと思えるようなことを自分なりに考えて、実行するかと思います。

そしてこのような友達に対して向ける思いやりや優しさを自分に対しても向けることが、自分の味方になること、すなわちセルフコンパッションとなります。

とはいえ、じゃあ自分が落ち込んでいる時に一人芝居をするかの如く「大変だったな」「俺はお前の味方だからな!」と自分で自分にただ声をかけても、あまり効果はないと思います(笑)

こちらのワークブックに載っているセルフコンパッションのエクササイズを行うことで、自分の味方になるための具体的な方法を実践し、身につけていくことができるようになります。

「自分の味方になる方法」を学ぶ

以上、セルフコンパッションとは「自分の味方になること」だということについて説明してみました。

ただ個人的には「セルフコンパッションとは何か」ということについて、もう一つ大事な要素があると思っています。

それについてはまた別の記事で書いてみたいと思います。

また、セルフコンパッションの詳しい内容や具体的なやり方については、上記の本に書かれていますので、よろしければぜひ読んでみてください。

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