抵抗はあったけれど…
さて、この度カウンセリングを受けてみようと思った。
理由のまず1つは、少し悩んでいることがあって、自分ひとりでは解決が難しいのではないかと思ったこと。
家族などにも相談しているが、もう少し客観的な第3者的な立場で話を聞いてもらえる場がほしいと思った。
自分一人で悩んでいるだけではおそらく解決しないだろうし、自分自身が積極的に問題に関わっていくうえで具体的に話し合える場が欲しかった、ということだろうか。
それともう1つはあまり胸を張って言えないものなんだけれど、実際にカウンセリングを受ける立場というのはどういうものなのだろうか、と思ったこと。
私は普段カウンセリングを「行う側」の立場にいる。
その上でクライエントさんの立場に立って物事を考えるようにできるだけしているけれど、それはあくまで想像でしかなくて、本当に「クライエントという立場」になれるわけではない。
だからこそ、実際にクライエントという立場になってカウンセリングを受けてみることで、もっと想像やら考え方が広がる部分があるのではないか、と思った。
もちろんさまざまなクライエントがいて、自分の感じたこと・思ったことがその他のクライエントさんが感じることや思ったことと全く同じにならないことは分かっているけれど、この「クライエントという体験」は貴重なんじゃないだろうか。
私はよく頭でっかちになりやすいタイプなので、まずは体験してみることが重要だと思う。
とりあえず1回話してみての感想
んで、カウンセリングに申し込んでみた。
1回目は短い時間で自分の悩みの概要を話すといった内容だった。今後はこの内容を基に担当者やら方針が決まっていくみたい。
なので本格的にまだ始まってはいないのだけれど、今のところの雑感として。
まず、カウンセリングで自分の悩みを話すことは結構勇気がいることなのだと思った。
この辺もこれまで研修やら指導やらで教えられてきたことだけど、実際にカウンセリングを受けるとなった時に「こんなことを話していいんだろうか」「うまく伝えられるだろうか」みたいな心配が結構浮かんできた。
受ける直前は結構ドキドキだった。
そして2つ目。
話を聞いてもらえるというのは、それだけでも結構ありがたいというか、安心できることなのだということ。
あくまで自分が感じたことでしかないが、ドキドキしながら話す私の話を、それこそ否定せず、かといってあまりに肯定しすぎずに聞いてもらえることは、なんだか安心できた。
んで、3つ目。
自分の話を聞いてもらいながら、「こんな風なことはないか」と確認してもらったり、一言「〜ということは、つらい気持ちになることもあったかと思います」的なことを言ってもらったりした時に、
「ああ、自分って結構つらい思いをしていたんだな」
と実感?自覚?することができたのは、結構興味深かった。
別に自分自身辛さを全く感じてなかったわけではなかったし(じゃないとカウンセリングなんか受けないし)、それなりに「今は結構ストレス溜まっているな」と自覚していたつもりではあったんだけれど。
相手に話して、それを受け止めてもらって、言葉にしてもらって。
ようやく腹落ちしたような、それを実感できてホッとしたような感覚があった。
この3つ目が今回話を聞いてもらって一番良かったところだったと思う。
以上、カウンセリングを受けてみて実感したところを書いてみたけど…
しかし改めて、カウンセリングの内容としてはすごい基本的なことを書いているな、と思った。
こんなことを(頭でわかっていても)実感というか、普段自分がやっていることは相手にとってこういう感じなんだよってことを体験的に理解できてなかったというのも、なんというか恥ずかしい気もした。
別に自分のスキルアップのためにカウンセリングを受けているわけではないけど、学びの多かった時間だったと思う。
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