この記事で伝えたいこと
「明日が来るのが嫌で不安で怖い時こそ、今この瞬間を意識することが大切」
忍び寄る「明日」
私は漫画が好きなのですが、よしたにさんという漫画家の本をよく読んでいます。
これまで読んだことがあるのは「理系の人々」「ぼく、オタリーマン」「いつかモテるかな」「ゆるゆる楽しい40代ぼっち暮らし」などなど。
どれも自虐ネタ?が多いですが、日常のことを面白おかしく描いてるので親近感も湧きやすくて読みやすいかと思います。
んで、よしたにさんの本を読んでいる中で、とても印象に残ったセリフがありました。
どの本だったかがいまいち怪しいのですが、おそらく「理系の人々」だったかな…?汗
「寝たら明日が来ちゃうだろ」
何巻だったかも曖昧で申し訳ないのですが、そのセリフを見た時に「自分以外にもそんな風に思う人がいるんだな」と意外に思った覚えがあります。
寝てしまったら、明日が来てしまう
当時の私はとても仕事に疲れていて、仕事に行くことがとても辛い状態でした。
朝は憂鬱だし、仕事もなかなかうまくいかず、結構しんどかったと思います。
そんな感じだったので、休日の日中や、平日でも布団に入って後は寝るだけの時間こそが一番安心していられた時間だったと思います。
でも、その一方で。
「ああ、あと〜時間で仕事だな」
「明日のことは考えたくないな」
「でも、明日になったらあれをしなきゃ。これもしなきゃ」
「今日はゆっくり休んでしまったけど、本当は仕事しておいた方が良かったんじゃないか」
こんな考えがどんどん浮かんできます。
それは、休日の夕方にたまたま点けていたテレビから「サザ◯さん」または「◯点」が流れ始めた時だったり、平日の夜に布団に入ってもうそろそろ寝ないと辛くなる時間によく出てきました。
寝たら、明日が来てしまう。
そんな風に考えると、どうしてもまだ夕方なのに憂鬱な気持ちになったり、夜も眠れないほどではないのに寝ようとしなくなることが多くなっていきました。
それが続くと、寝るのも遅くなって、次の日に響いてしまう悪循環。
わかっていても止められない、そんな毎日でした。
明日が怖くなったら、瞑想してみる
私がそんな状況から抜け出せたのは職場を変えてからでしたが、今でも明日のことで不安に思うような時もあります。
そんな時は、今では瞑想をするようにしています。
瞑想すると、それまで蓋をしていた不安なことが一気に頭の中に押し寄せてきます。
スマホやらゲームやらで考えないようにしていた心配事が、それを止めることでどんどん浮かび上がってくるんですよね。
そうなると、しんどい。
でも、瞑想を続けると、それが少しおさまってきます。
決して不安がなくなったわけではないけど、感覚的には「通り過ぎていった」感じでしょうか。
そうすると、「今この時間」を実感することができるんですよね。
具体的にいうと、「まだ明日になっていない」ことに気づきます。
明日は大変なことだらけだけど、その明日はまだ来ていない。
今の自分は、夜布団に入っている。ただそれだけ。
そのことに気づくと、少し安心するんですよね。
不安に囚われていた状態から、少しだけ抜け出せたような感じになります。
もちろん明日の問題が解決したわけではありませんが、少なくとも「今のこの時間」を不安に囚われて浪費してしまうことは避けられたりします。
そうすると、今の自分にとって必要なことに気づけるようにもなります。
暖かい布団の中を感じながら、ゆっくりと眠りにつくことだとか。
瞑想は今ここを実感できるための良い方法
瞑想にはさまざまなメリットがありますが、その中の一つに「今、ここにいる自分の状態」をしっかりと実感できることがあると思います。
もしかしたら、私と同じように日曜日の終わりや、「明日が来ることへの不安」を感じている人もいるかもしれません。
そんな時、もしも気が向いたら瞑想をしてみると良いかもしれません。
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