思考は事実からかけ離れてしまうこともある

マインドフルネス

この記事で伝えたいこと

「ぐるぐると考え続けて辛くなってしまう時は、今目の前のことをじっくりと味わうことが大切」

「終わってしまったこと」がいつまでも続く

私は元々考え方がネガティブで、よく落ち込みます。

物事がうまくいかなかった時や、誰かに厳しい意見を言われた時などにはその場でももちろん落ち込んだり傷ついたりしますが、何よりそれが後を引きます。

「なんであんなことを言ってしまったんだろう」

「どうしていつもこうなるんだろう」

「ああ、恥ずかしい」

などなど。そのことが終わってしばらく時間が経っても、ぐるぐると自分の中で考え続けてしまうことが多いです。

そうやって考えていると、自分の中でどんどん後悔というか、自分を責める気持ちが大きくなって、気持ちもしんどくなってきます。

もう既に終わってしまったことなのに。

事実と思考がかけ離れていく

こうなると、「実際に起こったこと」と「自分の考え」がかけ離れていくことがあります。

ちょっとしたミスが、頭の中で「とても大きなミス」になっていったり。

アドバイスを受けただけなのに、「どうしてそこまで思い至らなかったのか」と責めるようになったり。

周りの人が何にも言ってないのに、「自分は呆れられてしまった」と考えたり。

こんな風に実際の出来事と自分の考えがズレていってしまって、どんどん自分を追い詰めてしまうようになることがあります。

しかも無意識にやってるからタチが悪い。

自分としては反省しているつもりなんだけど、実際には自分を責め続けたり後悔しているだけみたいな感じに。

そんな時は、今のことだけ考えよう

私はそんな時、いったん考えるのを止めるようにしています。

しばらく時間が経ってもぐるぐると考えている時、私は何かしていればいったん手を止めて、横になって目をつぶって、自分の呼吸に意識を向けます。

要するに瞑想ですが。

最初はいろんな考えが浮かんできて苦しいのですが、不思議なもので「考え」というものはやがて過ぎ去っていくんですよね。

考え続けなければ、いずれ消えていく。

もちろん過去の失敗やら何やらが消えたわけではないのですが、それでもそれは「終わったこと」です。

終わったことは、手放していい。

別に瞑想じゃなくてもいいと思います。

今、自分がしていることをじっくりと味わえればいいのだと思います。

温かい飲み物を味わって飲むことに意識を向けてもいいと思うし、お風呂にゆっくりと浸かって身体の感じを味わうのもいい。

窓を開けて、目に見えるものをじっくりと眺めるのも良いと思います。

終わったことにとらわれず、今自分の目の前にあることをじっくりと味わうことで、気持ちも楽になれるのではないでしょうか。

ぜひ試してみてください。

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