この記事で伝えたいこと
「自分が相手に望む伝え方は、自分が一番よく知っているんだと思う」
批判に弱い自分の望む伝え方
突然ですが、私は批判にとっても弱いです。
誰かから「そのやり方だと良くないよ」「そうじゃなくてこうすべきだ」などと言われると、とても落ち込んでしまうことがあります。
もちろん、相手が私を責めるつもりで言っていないことがほとんどですが、それでも私は勝手に「自分が責めている言葉」に変換して受け取ってしまうんですよね。
頭でわかっていても、心がいうことを聞いてくれない。そんな感じ。
そんな時に思ってしまうのが、「もっと違う伝え方をされたら、私も傷つかないのに」「もう少し優しい言葉だったら、こんな気持ちにならないのかな」という考えです。
まあこうやって書いてみると何ともワガママな話だろうと思うんですけど(汗)
自分で勝手に傷ついてるだけの話ですしね。
でも最近、「じゃあ、自分はどんな伝え方だったら傷つかないのか」「どんな伝え方をされたいと思っているのか」とも思うようになりました。
私にとって「傷つかないような伝え方」というのはどういうものなのか。
それを相手に望むわけではないけど、自分の望みを知りたくなって、少し考えてみることにしました。
答えはものすごい近くにあった
これまで誰かに意見を言われた時のことを思い返したり、人に意見を伝えるのが上手な人の伝え方を観察したり。
色々と考えてみたのですが。
そして結果的に、「これだったら自分が言われても傷つかないな」という伝え方で行き着いたのが…
自分が誰かに意見を伝える時の伝え方でした(汗)
別に自画自賛したいわけではなくてですね。
私は、誰かに意見を伝える時に、とても慎重になります。
相手が傷つかないように、相手を批判していると取られないように、相手の顔色を伺いながら。
相手の良い面を必死に探して、改善しないといけないところだけじゃないことを何度も伝えながら。
それでうまくいくときもあるし、それでも相手が落ち込んでしまう時もあります。
何ならそもそも遠回しな言い方すぎてうまく伝わらない時もある。
それでも、相手が自分を責めないように自分なりに気をつけながら。
自分にできる範囲でですが。
そんな風に自分のことを振り返った時、「あれ、これって自分が一番望んでる伝えられ方じゃない?」と思い当たりました(笑)
自分が一番望む伝えられ方は、自分が一番意識している伝え方でした。
ちなみに、これは意識してやっているわけではなく、無意識でやってました。
相手のためを思ってとかじゃなくて、単純に「意見で傷つく」ことに過敏になりすぎている結果とも言えるかもしれません。
自分に優しさを向ける時の伝え方
さて、以上のことが分かったとしても、それを相手に望むわけにはいきません。
「俺ってこういう伝え方だと傷つかないから、今度からそれで頼むわ」などと相手に言うわけにもいかないですよね(笑)
ただ、セルフコンパッションの「自分への優しさ」を実践するにおいて、このことは活用できるのかな、と思いました。
自分への優しさを向けるということにおいて、「辛い状況にある親しい誰かへ優しさを向ける際の言葉や態度を、同じように自分に向ける」という方法があります(詳しくはこちら)
その時に、相手を傷つけないようにする気持ちや伝え方を、自分にも向けることが大切だと思います。
辛い状況にいる友人と同じくらい、辛い気持ちでいる自分に対して優しさを向けることはとても重要です。
ぜひ、自分が普段実践している優しさを、自分にも向けてあげてください。
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